要 旨




- 「engelook」はポリマー分子量、架橋密度、架橋点間の分子量調整により、ペースト状の非常に柔軟構造〜硬質ゴム硬度の範囲まで、幅広い調整が可能。
- 硬さ=弾性率であるため、既存の複数「硬度測定法」が単純に弾性率と比例関係でなきため、柔軟性の統一指標もない。
- そのため、「硬度」(弾性率)の物理値ではなく、相対比較ゆえに各分野別の柔軟性指標(スケール)が存在。
- 以上から、ゲル状〜プラスチックの硬さ範囲までは、詳細部が異なる複数の「硬度測定器」を適用が前提となる。
- 練わさびや歯磨き粉などのペーストを測定に適した「ちょう度」、アスファルト測定ベースの「針入度」、発泡体測定目的の「アスカーC」、ゴム硬度測定目的のJIS Aゴム硬度計が代表例であり、いずれも測定範囲が存在する。
- 「硬度0(ゼロ)」キャッチコピーの柔軟性製品も氾濫しているが、上記理由から「誤記」もしくは企業として、明確に理解(整理)されていない証明であり、それらの製品展開企業の製品は、機能部品ではなく、日用品レベルであるため、ご留意を推奨いたします。

補足:「engelook」は、造語からスタートしたが、再調査の結果、デンマーク語に存在確認に至る。
